みなさんこんにちは、たいくんです。
テレビとHomebridgeが接続された状態でテレビのチャンネルを変更すると、次のようなメッセージがログに記録されていることがわかります。
最近、訳あってリビングのテレビを新調しました。
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テレビを買い換えた理由
前置きが少し長いので、方法だけ知りたい方は「声だけで制御できるようにする方法」まで飛ばしてください。
リビングのテレビが壊れた
実は、リビングで使用していたSONY BRAVIA KJ-75X8500Fが壊れました。あの後、しばらくすると画面がだんだん真っ暗になり、映らなくなるようになった・・・。
— たいくん (@i_am_taikun) 2022年11月24日
電源を入れ直すとしばらくは映るけど、ノイズがひどいままで、しばらくすると画面が消えていく・・・。
まだ4年しか使ってないのに壊れるなんて早すぎる
壊れる直前までは何事もなく、全く問題なく使用していたのですが、突然映像が乱れ始め、最終的には画面が真っ暗になってしまいました。
映像が乱れ始めた時は雨が強く降っていたため、電波障害的なものだと思っていましたが、チャンネルを変えても入力を変えても乱れたままだったので、「壊れてしまったんだ」と思いました。
何度も根気強く電源を入れたり消したりを繰り返していると、乱れた状態ではあるものの、真っ暗にならずに表示することはできたのですが、やはり映像は乱れた状態かつカクカクのため、見ていてストレスが溜まります。
実際の画面がこんな感じです。
まるで、物をぶつけてパネルを壊してしまったかのような表示ですが、実際にはテレビに何かものをぶつけたわけでもなく、パネルがダメージを受けているわけでもありません。
実は、このテレビが壊れる半年前に、システムの挙動がおかしかったため、SONYに有償で基盤を交換してもらいました(システムの挙動がおかしかったのはAndroid TVの仕様だったみたいで修理の意味は無かった・・・)。
その際にパネル側ではなく、CPUやストレージなどが付いているメイン基盤を交換してもらったのですが、おそらく今回の故障はメイン基盤ではなくパネル基盤が壊れてしまったのかもしれません。
当時40万円ほどで購入したこのテレビですが、たったの4年で壊れてしまうというのは驚きましたが、さすがにまた修理に出すのも気が引けるなと思い、買い替えを決断しました。
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LG 75UQ8000PJCを選択
このテレビはAmazon限定モデルで、おそらく75UQ9100PJDがベースになっているものと思われます。
この2つのモデルのスペックを見比べると、(スペック表のみの比較ではあるものの)パネルの性能はほぼ変わらず、異なるのは
-
音声調整機能
75UQ8000PJC: AIサウンド(バーチャル5.1ch)
75UQ9100PJD: AIサウンドプロ(バーチャル5.1.2ch) -
USBポートの数
75UQ8000PJC: 1
75UQ9100PJD: 2 -
HDMIポートの数
75UQ8000PJC: 2
75UQ9100PJD: 3 -
テレビスタンドの形状
75UQ8000PJC: 「ハ」の字型
75UQ9100PJD: 逆T字型
程度で、他は消費電力が若干違うかなというレベルの違いでした。
リビングでは、AVアンプを使って音を出しているため、音声調整機能に関しては使う予定がありません。
USBポートの数についても、外付けハードディスクなどを接続する予定がないため、使うこともありません。
HDMIポートの数は、AVアンプ側に複数個付いているため、テレビ側の数が少なくても問題ありません。
最後に、テレビを壁掛けしているため、テレビスタンドの形状についてもあまり気にしません。
以上のことから、ベースモデルよりも少し安いAmazon限定モデルでも問題ないと思い、こちらを選びました。
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LG製のテレビを選んだ理由
私がLG製のテレビを選んだ理由は、以下の通りです。
- 75インチ以上の4Kテレビであり、安い
- Apple AirPlay 2 / HomeKitに対応している
- Android TV / Google TV以外のOSである
- SONY製ではない
私が購入した時は、14万円ほどでした。今まで使っていたものが40万円ほどだったので、かなり安くなっていて驚きました。
私がテレビを選んでいるときにはこれよりさらに安いものもありましたが、2つ目の条件を満たさなかったため、除外しました。
3つ目の理由については、Android TV / Google
TVが嫌いだからというわけではなく、単純に使ったことのないOSを使ってみたいという好奇心からです。
Android TVもGoogle
TVも良いOSではありますが、「せっかくテレビを新しくするのだから新鮮さが欲しい」と思い、webOS搭載のLG製を選びました。
Hisense製のテレビはどちらのOSでもありませんが、2つ目の条件を満たさなかったため、除外しました。
4つ目の理由についてですが、決してSONYが嫌いというわけではありません。
もちろん今回のテレビが壊れたのはたまたまだとは思いますが、また同じメーカーのテレビを選んで壊れたらどうしようという不安があって、選びませんでした。
とは言っても、SONY製を選ばなかった最大の理由は、(2つ目の条件を満たすもので)価格が他のものより少し高いと感じたからであって、「絶対にSONY製のテレビは買いたくない」と思っていたわけではありません。
使っていて気になった事
このテレビは安かったためか、初期状態では映像があまりきれいではありませんでした。
なんだか全体がピンクがかっていて、明るさも薄暗かったです。また、輝度ムラも少し気になります。
「色合い」をグリーン方向に+50に設定してもほとんど変わりませんでしたが、なぜか「色温度」の初期設定が±50の範囲で(青色方向に)+20になっていたため、「色合い」、「色温度」ともに0にしたところ改善されました。
明るさに関しては、「映像省エネ設定」をオフにして、「パネルの輝度」を上げることで、画面がだいぶ明るくなりました。
その他の設定としては「鮮明度」関係の設定はすべて0かオフにしました。画質の自動調整機能を使っていて、オンの方が良いと感じた事は一度も無いため、あまり信用していませんw
初期設定では色合いや画質が悪く、「失敗したかも」と思っていましたが、設定を追い込むことでかなり改善されました。
最初、家族は気にならないと言っていましたが、さすがに画質がひどすぎると思ったので設定を変えたところ、家族は「かなり良くなった!」と驚いていました。
やはり、画質の設定は大事ですね。
輝度ムラの様子をうまく撮影できなかったため、イメージ画像を作成しました。
そこまでひどい輝度ムラではないため、動いている映像を見ているとほとんど気になりませんが、白い画面が映ったときには少し気になります。
これに関しては設定でどうにもできないので、仕方がありません。輝度ムラがひどくなかったのが幸いです。
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声だけで制御できるようにする方法(HomeKit編)
HomeKitを設定する
AirPlay 2 / HomeKitに対応したテレビであれば、HomeKitを設定することで、Siriを使って音声で電源の切り替えを行ったり、iPhoneやiPadの「Apple TVリモコン」から操作を行うことができるようになります。
HomeKitの設定方法は以下の通りです。
- こちらの公式ガイドを参考に、テレビでAirPlayメニューを開きます。
- 「AirPlayとHomeKitの設定」まで到達したら、「HomeKitを設定」を選択して、ペアリング可能な状態にします。
- ペアリング可能な状態になったら、iPhoneまたはiPadの「ホーム」App(以下「ホーム」)で、テレビを追加します。
これでHomeKitの設定は完了です。
iPhoneやiPad、HomePodなどのSiriを使って、「ホーム」に登録したテレビの電源を切り替えることができるようになりました。
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声だけで制御できるようにする方法(Homebridge編)
Homebridgeを設定する
様々なスマートデバイスをHomeKit対応にできるHomebridgeを使えば、HomeKitに対応していないテレビをHomeKitに対応させるだけでなく、通常、HomeKitでは行うことができない機能をアクセサリとして割り当てることができます。
ここでは、この機能を使って、「チャンネルボタン」を「スイッチ」としてHomeKitに認識させます。
これを行うと「Hey Siri、"チャンネル名"(設定したスイッチの名前)をつけて」と言うことで、チャンネルを変更することができるようになります。
この機能を使うためには、まずHomebridgeをセットアップする必要があります。
Homebridgeをセットアップする詳しい方法は、こちらの記事で解説しているのでご覧ください。
Homebridgeのセットアップが終わったら、「Homebridge webOS TV」というプラグインをインストールします。
プラグインをインストールしたら、Homebridgeとテレビを接続するための設定を行います。
HomeKitに認識させたいテレビの名前を「Device name」に入力します(Homebridgeのログにも表示されます)。
Homebridgeと接続するテレビのIPアドレスを「TV ip address」に入力します。
テレビのIPアドレスが自動で変わってしまわないよう、テレビ側の設定かルーターの設定で固定しておくことをおすすめします。
テレビのMACアドレスを「TV mac address」に入力します。
テレビのIPアドレスとMACアドレスは、ルーターの設定か、テレビの設定から確認することができます。
テレビの設定からIPアドレスを確認する方法はこちらの公式操作ガイドを、MACアドレスを確認する方法はこちらの公式ガイドをご覧ください。
これらの最低限の設定が終わったら、設定を保存し、Homebridgeを再起動します。
Homebridgeが起動したら、設定したテレビを「ホーム」に追加します。
これで、テレビをHomeKitに登録することができました。
テレビが標準でHomeKitに対応している場合は、Homebridgeのプラグイン設定で「Advanced settings」内の「Hide the TV service」にチェックを入れ、設定を保存してHomebridgeを再起動することで、テレビ内蔵のHomeKitとHomebridgeで登録したテレビの重複を解消することができます。テレビがHomeKitに対応していない場合はこの手順を行う必要はありません(HomeKitに対応していないテレビでこの操作を行った場合、Siriを使ってテレビの電源を切り替えることができなくなります)。
Homebridgeが起動すると、「ホーム」に登録したテレビが自動的に削除されます。削除されない場合は、手動で削除してください。
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チャンネルボタンを設定する
次は、チャンネルボタンを設定します。
[XX/XX/XXXX, XX:XX:XX] [webostv] [テレビ名] Channel changed. Current
channel: XXX, チャンネル名, channelId:
X_XX_XX_XXXXX_XXXXX_XXXX_XXXXX
※説明しやすいように色付けしてあります。
赤色で表されているところはチャンネル番号、緑色で表されているところはチャンネルIDです。チャンネルを変更すると、これらの数字・名前が変化していると思います。
これらの数字・名前をプラグインに登録していきます。
Homebridgeのプラグイン設定で「Channel buttons」を開くと、以下の3つの入力欄が現れます。
- Channel number
- Channel id
- Channel name
1つ目には、上記メッセージの赤色の数字を入力します。
2つ目には、上記メッセージの緑色の数字を入力します。
3つ目には、わかりやすいチャンネル名を入力します。上記メッセージ内に含まれるチャンネル名でなくても構いません。ここで設定した名前がスイッチの名前になります(「ホーム」からでも変更できます)。
これらの設定を、登録したいチャンネルの分、設定していきます。
私は、よく使うチャンネル8個を登録しました。
なお、「App buttons」の設定も行うことで、アプリケーションを起動するスイッチを設定することもできます。
これらの設定が終わったら、設定を保存し、Homebridgeを再起動します。
Homebridgeが起動すると、「ホーム」に、設定したスイッチが表示されます。
登録したチャンネルの数が多いとスイッチのアクセサリが多く表示されてしまうため、グループアクセサリに設定することをおすすめします(「ホーム」から設定可能)。
これで、Siriを使ってチャンネルを変更することができるようになりました。
ただし、これでは「“チャンネル名“ にして」ではなく「“チャンネル名“
をつけて」と言う必要があります。
リビングのテレビはほとんどが私の家族が使用しているのですが、「わざわざチャンネル名を言うのが面倒」とのことでした。
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シーンを設定する
そこで、「Hey Siri、7チャンにして」というように、「ホーム」の「シーン」機能を使って、「“チャンネル番号“ にして」という言い方でチャンネルを変更できるように設定しました。
こちらも、登録したいチャンネルの分、設定する必要があります。
かなり大変でしたが、これらの設定を行うことで、声を使って簡単にチャンネルを変更することができるようになりました。
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さいごに
今回は、LGのスマートテレビを声で制御できるように設定しました。
声だけで制御できるようにすることで、わざわざリモコンを手に持たなくても電源やチャンネルを切り替えることができるようになります。
私はリビングのテレビをほとんど使わないものの、ふとした時に自分でも操作できたらいいなと思い、設定しました。
また、チャンネルを変更できるようになったことで、指定の時間にチャンネルを切り替えるオートメーションも作れるようになったため、非常に便利です。
毎週何曜日のこの時間は必ずこの番組を見るというルーティーンがある方は、その時間になったら自動でチャンネルを切り替えるオートメーションを設定することで、わざわざリモコンを持ってチャンネルを切り替える手間がなくなったり、チャンネルを切り替え忘れて前半を見損った、といった出来事がなくなったりと、地味に便利なのでぜひ使ってみてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!それではまた!
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